導入事例

ビジョン・ミッション実現の為の、社員共通の”ものさし”としてのツールに
- シート管理が複数シートにまたがり、情報をリアルタイムに共有しにくい状態
- シンプルでわかりやすいデータ管理と議事録機能で、より精緻な事業計画を
- ツールによりミッション実現のバロメーターとして数字を見える化していきたい
インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を行う株式会社Schoo。大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習コミュニティ『Schoo』を運営し、社員研修と自己啓発学習を両立する『Schoo for Business』を提供。2021年9月より高等教育機関DXプラットフォーム『Schoo Swing 』を提供中。奄美大島など地方エリアへの遠隔教育普及によって実現する「未来の暮らし」の確立も進めている。
導入前の課題
課題は、大きく三つありました。
一つ目は、事業計画。計画はまずはベースとして事業ごとに複数パターン作成し、戦略や投資、会社全体の計画シナリオとの整合を取りながら修正をかけていくプロセスをたどります。スプレッドシートでの管理だと、バージョンの違うロジックやシナリオ毎にシートが複数出来て管理が複雑になるという課題があります。
二つ目が、KGI・KPI・関連指標の管理。振り返るタイミングで、部門ごとに振り返りドキュメントが分かれているケースもあり、統合して数字の結果と直接紐づけてのトピックスの確認がしづらいという課題です。数値に対するコメントや要因分析の記載が、数字管理とは別のドキュメントにあり、数字に変化があった要因を調べるには、都度コメント記載のドキュメント内から該当箇所を検索したり、Slackを検索したりなど、手間がかかっている状況でした。
三つ目は、数字への感度と振り返る文化。当社は、ビジョン・ミッションドリブンな文化が非常に強みなので、このビジョン・ミッションを実現するためには何が必要かの「逆引き」での戦略・戦術・企画立案を強みとして伸ばしていきつつも、プロセスや目標を細分化・定量化して達成状況の”ものさし”として、数字を活用し行動を強めていくことができれば、自分たちはさらにレベルアップできると考えています。
導入した目的
今回導入した目的は、挙げさせてもらった課題のうち、特に一つ目と二つ目の課題解決をすることが主な目的となります。
複数のスプレッドシートで運用していた事業計画シートが、シンプルで管理しやすくなっていくことを期待しています。
一つの事業計画にもリンクする元データが多数紐づいているのですが、元データも含めて統合管理し、参照しながら複数のシナリオの事業計画が管理しやすい状態にできるのではないかと期待しています。
また、KGI・KPI・関連指標の管理においては、各種ミーティングでの議事録や分析結果を効果的に統合的に残していくことで、事業計画を立てる際にも過去データとトピックスを確認しながらより精度の高い事業計画を立てることができるようにしたり、各種分析結果や振り返り状況を数字とともにわかりやすくタイムリーに関係者に共有していける状態を目指しています。
導入の決め手
導入の決め手の一番は、実用のイメージが具体で湧いたことです。そして、そのイメージが湧いたポイントとしては「ユーザビリティ」と「機能」の二つにあります。
ユーザビリティとしては、直感で使いやすく、複雑になりすぎずシンプルにKPI管理の利用目的に沿っていると感じられました。
シンプルに見たい情報を「開く・閉じる」という行為がしやすいだけでも実は効果的です。もちろんスプレッドシートやExcelなどでもできる機能ではあるのですが、サブ的に用意されている機能と利用のメインに据えた形でつくられた機能とでは、やはりユーザビリティには差が出ます。これは言葉で言っても伝わりにくいと思いますが、ScaleCloudは重要な数字から見て、そこからドリルダウンして確認していく用途を最初から想像して作られている印象があり、少なくとも1ユーザーとして利用のイメージが強く湧き、実利用にもフィットしていると感じることができました。それ以外のところでは、自社が複数の計画やシナリオを管理することが多い中で、複数のシート管理やバージョン管理もしやすいUIになっていることもポイントでした。
そして、機能についてです。
予実を比較する際、予算と実績を並べて比較をして結果を見ますが、これまでは計画シート・予実シートを作り、また別にコメントシートを管理する必要がありました。
Scale Cloudであれば、シートの作成がしやすい上に、そこにコメントも議事録として残せる。用意されている機能を使いこなすことができれば、やや煩雑になると感じていたことが解決されるイメージが持てました。
Scale Cloudに決める前に他ツールの検討もしましたが、他にこのような目的に特化した類似ツールがなく、実現したい目的に一番合致していて、利用イメージも湧いたということから導入を決定しました。
Scale Cloudを使ってやりたいこと
これからの事業計画やKPI管理においてツールを使いこなし、効果的に数字をベースにした達成状況管理を強めていきたいと思っています。
そして、将来的には全社にIDを付与して、今の自社のミッション・ビジョン実現への到達状況をタイムリーに共有できるようにしたり、1人ひとりが確認したい時に効果的に数字やトピックスが確認できるようにする、といったところまで進められたらと思っています。
また、その先に、三つ目の課題で挙げた、数字に対する感度や文化も醸成していきたい。
ミッションやビジョンへの意識が強い集団が、数字などの感度も高まり、中間ゴールとして定めたKPIの達成も強く推進していくことができるようになれば、さらにより強い集団となり、我々が実現していたいミッション・ビジョンの実現スピードも上がると考えています。
「世の中から卒業をなくす」。このミッションをより早く実現していけるように、組織のしくみも整備し、文化を醸成しながら全員で一丸となって頑張っていきたいと思っています。
会社名 | 株式会社Schoo |
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代表者 | 取締役COO兼CLO 古瀬 康介 様 |
設立 | 2011年10月3日 |
所在地 | 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階 |
事業内容 | インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革 |
ホームページ | http://corp.schoo.jp/ |