各部署に散らばった事業数値を一元管理。経験ありきの意思決定をKPIツリーで解決。

株式会社ボードルア

経営管理本部 横町 亮太 様

導入前の課題

課題感を持ったきっかけは、精度の高い中期経営計画を作成するために各部署からデータを集めたものの、データの粒度や精度が整っていなかったり、信用に足る情報を得ることができなかったことでした。

各部署から集めたエクセルファイルは、合計20ファイルほどにのぼりますが、中身を見てみると管理ができているものやそうでないものが混在してしまっている状態でした。

数年後には統合報告書なども作成する必要がありますが、現在は営業数値もシンプルなものしか取得することができておらず、長期的にデータを収集している数字がありません。

そのため、今後のために今のうちから「ログを取れる仕組み」を作ろうと思い立ちました。

 

導入した目的

前述したように、中期経営計画の蓋然性を高めるために、事業数値のデータを再構築するとともに、毎月の予実管理の精度を上げたいという狙いもありました。

最終的な売上は達成できているのですが、細かい中間指標をよく見てみると本当はテコ入れすればより業績を伸ばせる余地があった箇所を見逃しているケースが実際にはありました。

また、これまで16年に渡る職人的な感覚に基づいて物事の意思決定をしてしまっている状態にも危機感がありました。感覚だけでは現場ともコミュニケーションを取ることができないですし、今後の自分たちの業務としても、現場より経営視点での業務が増えていくことが想定されるため、現場から遠ざかることで、その感覚の精度も落ちていくと思います。

KPIツリーに分解した運用にすることで、計画を策定する属人化を下げ、再現性を高めていきたいと考えています。

導入の決め手

SFA(営業管理ツール)も選択肢として考えたのですが、KPIツリーのロジックを使って事業計画の作成や運用ができそうなイメージを持てたのが、Scale Cloudでした。

例えば、Salesforceだと現場の各メンバーが入力した実績データをもとに管理者が自由に分析をするという活用方法になると思うのですが、柔軟性が高すぎるがゆえに何をしたらいいのかがわかりませんでした。また、実績データの管理はできても、事業計画や予算の作成には向いておらず、計画対比での管理を別途でスプレッドシートで行わねばならないのもネックでした。

一方、Scale Cloudだと売上を構成するKPIツリーの考えに基づいているので、必要なデータをモデル化でき、未来を見据えた計画づくりやシミュレーション作りなど、やりたいことが実現できそうなイメージを持つことができました。

また、社内のエンジニアの手を借りずに自分たちで運用できそうなイメージをもてたのも、決め手の1つでした。

Scale Cloudを使ってやりたいこと

まずは中期経営計画を作成することができ、毎月の予実管理のデータも会議や議論で使えるように仕組みを作っていきたいと考えています。

現在運用しているエクセルのすべてを無くすことはできないかもしれないですが、その依存度は低くしていきながら、次の中期経営計画や予算を作成・アップデートできる仕組みを構築できている状態にしていきたいです。

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会社名

株式会社ボードルア

事業内容

ITインフラストラクチャ事業
ITインフラストラクチャにおけるクラウド導入支援
5G/IoT対応ネットワークインテグレーション及びセキュリティ構築運用等

Webサイト

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