導入事例

予実管理の工数が⅙に。
充実の伴奏支援で、PLはもちろん、KPI管理を高度化し、議論と意思決定の質を向上。

株式会社ボードルア

経営管理本部 横町 亮太 様

導入前の状況・課題

Scale Cloudの導入前は、PLの予実管理とKPI管理はエクセルで行っていました。
各システムや各部署に散在するデータをエクセルファイルに集約していましたが、その数が20以上になっていたので、集約に手間がかかるだけでなく、関数が崩れたりしてチェックが大変でしたし、エクセルのデータが更新される都度、それらの作業やチェックを繰り返さなければならない状況でした。
また、管理できているKPIの数も少なく、PLの予実差異を分析するにあたって、KPIをあまり活用できていない状況で、売上の予算を達成できていたとしても、細かい中間指標をよく見ていると本当はテコ入れすればもっと業績を伸ばせる余地があったポイントを見逃しているケースがありました。
勘定科目が変更になるたびにエクセルファイルのアップデートが大変でしたし、さらに、現在ではグループ会社が8社ありますが、M&Aなどによってグループ会社が増えれば増えるほどグループ全体の事業の状況を把握しづらくなっていました。

導入の目的・背景

そういった課題がどんどん大きくなっていったので、それらの課題を解決できるようなシステムを探していました。
私たちが目指したのは、1つはエクセルの煩雑な作業から脱却して、予実管理業務を効率化することです。
ただ、それだけだと予実管理業務の効率化はできても高度化はできないので、Scale Cloudを導入することで、事業の状況を把握するためのKPIをどんどん集約して分析の精度をあげることで、もっと経営の意思決定に役立てたいと思いました。
さらに、Scale CloudにPLとKPIの情報を集約することで、経営陣と管理部と事業部が、同じ情報を見て共通認識を持って事業推進できるようにしたいという思いもありました。

Scale Cloudを選んだ理由

比較検討したのは、他の予実管理システムや営業管理システムです。
他の予実管理システムはPL管理は効率化できても、KPI管理に関してはKPI設計やデータ連携の自由度が低く、一方のScale Cloudはそれらの自由度が高くて、高度な分析も簡単にできる機能などもあったので、PLとKPIの統合管理に向いていると思いました。
Scale Cloudだと売上を構成するKPIツリーの考えに基づいているので、必要なデータをモデル化でき、未来を見据えた計画づくりやシミュレーション作りなど、やりたいことが実現できそうなイメージを持つことができました。
しかも、UIもわかりやすく、経営陣や事業部のメンバーにも使っていただきやすいので、会社全体のプラットフォームにできそうなのも重要ポイントでした。
また、Scale CloudにはPLとKPIの統合管理に関してのノウハウや事例がたくさんあるので、そのサポートが得られることも大きかったです。

導入プロセスと工夫

まずはScale CloudのCSサポートの方と一緒にKPIの再設計を行いました。
その再設計においては、各部門でバラバラに管理していたKPIをできるだけKPIツリーで構造化して、各KPIの関係性をできるだけわかりやすくしました。
その次は、設計した各KPIのデータを各システムからインポートする仕組みをつくってデータを効率的にScale Cloudに集約できる状態を作りました。
その上で、各部門の部長が参加する会議で、Scale Cloudをみんなで見ながら各部門から報告してもらい、同じ情報を見ながら議論することを通じて社内に浸透させていきました。
そうすることで、各部門の方々が報告や議論においても主体性が出てきたように感じます。

導入後の成果

会議で使う各種資料の作成に要する時間が6分の1くらいになりました。
また、見るべきKPIの数を今までより格段に増やせたので、事業の状況に関する解像度が上がって、数値のチェックや分析においても精度を高めることができました。
また、経営陣と事業部と管理部がScale Cloud上で同じ数値を見て、共通認識を持ちやすくなって共通の言葉で議論がしやすくなったので、議論の質と意思決定の質が上がったと思います。
Scale Cloud導入前までは、事業部からの改善提案がとても定性的で抽象的でしたが、Scale Cloud導入後は、Scale Cloudの数値を軸に改善提案がされるようになったので、数値を軸にして関係者間で話ができるようになりました。

社内からの反応

経営に必要なデータの集約が早くなって、いつでもScale Cloudで最新のデータを確認することができるようになりましたし、Scale Cloudが経営陣と事業部と管理部の共通のプラットフォームになったので、「事業の最新の状況について早く把握して意思決定に活かせるようになった」「共通認識が持ちやすくなったので議論しやすくなった」と高評価です。

今後の展望

各事業のKPIをさらに細分化して、それらの推移と明細を把握できるようにすることで、事業部でさらに細かい分析ができるようにしていきたいですね。
また、増えていくグループ会社の各社においても、事業の状況をKPIで深掘りして管理できるようにした上で、各社の比較もPLのみならずKPIベースでできるようにしていきたいです。

ご担当者様からのメッセージ

PLとKPIの統合管理のメソッドを体系的に持ち合わせていなくても、Scale CloudのCS担当の方がしっかりと伴走支援をしてくれるので安心です。
システムとしての機能も毎月のようにアップデートされてどんどん進化していくので、それに沿って自社の管理方法も発展させやすいです。
また、UIもわかりやすく経営陣や事業部でも活用しやすいので、社内浸透や定着をさせやすいですし、使えば使うほどその良さがわかるシステムだなと思ってます。

Table Header

会社名

株式会社ボードルア

業種/事業内容

情報通信サービス/ITインフラストラクチャ事業

従業員数

1,000人〜2,000人

Webサイト

上部へスクロール