導入事例

DIGGLEからの乗り換えで40%の工数削減。PLとKPIを紐付けて統合管理することで事業状況の把握の解像度が飛躍的に向上。

株式会社サイバーセキュリティクラウド

管理部長

森本雄大 様

導入前の状況・課題

DIGGLE(ディグル)を活用してPLの予実管理を行っていましたが、会計ソフトから総勘定元帳をエクスポートし、それをシステムにインポートする必要があり、一定の手間を要していました。特に子会社で利用している会計ソフトのデータについては、CSVをそのまま取り込むことができず、加工を行ったうえでインポートする必要があったため、さらに工数がかかっていました。
M&Aをはじめとした事業拡大に伴いプロダクト数やグループ会社が増加する中で、こうした作業負担は今後さらに大きくなることが想定され、加えてシステム上でグループ全体のPLを一元的に管理することが難しいという課題もありました。
また、KPI管理についてはシステム内でPLと一体的に扱うことができなかったため、Googleスプレッドシートで運用していました。しかしその結果、属人化や煩雑さ、情報の分散や集計作業の負荷、見やすさの点での課題が生じやすく、さらにPLの予実管理と統合されていないことで、事業全体の状況を迅速かつ的確に把握しづらい面がありました。

導入の目的・背景

こうした課題を解決できるシステムを探していましたが、Scale Cloud社が開催している経営企画カンファレンスで同社のシステム「Scale Cloud」を知りました。
月次決算が締まってから取締役会資料をつくるまでの作業が大変で、かつ、スケジュールがタイトだったので、しっかりとした分析ができていない状態でしたが、Scale Cloudなら会計ソフトからのデータ連携もスムーズなので、その課題を解決できると思いました。
また、PLと関連づけたKPIの設計やデータ連携の自由度も高く、PLと紐付けてKPIで事業全体が見れること、かつ、その状況を関係者全員が同じプラットフォームで見れて共通認識を持てるところに大きなメリットを感じました。

Scale Cloudを選んだ理由

比較検討したのは「kpiee」と「ログラス」です。

kpieeについては、システムの設定や運用において同社のサポートへの依存度が高く、自社で主体的に操作・活用していくには限界を感じる面がありました。
ログラスについては、機能面の充実は評価しつつも、料金が当社の想定より高めであったことや、UIの面で必ずしも使いやすさを実感できなかった点が懸念となりました。
既存のDIGGLEについても継続利用を検討しましたが、kpieeと同様の課題が見られることに加え、操作マニュアルが整備されていないため、運用のたびに手間取ることが想定されました。
一方で、Scale Cloudは現状の当社の運用に適合しており、UIも直感的でわかりやすく、自社で主体的に活用を進めていけるイメージを持つことができました。

料金面でも合理的であり、加えてKPI設計やデータ連携の柔軟性も高く、PLと結びつけたKPI管理の発展性を見込める点が大きな魅力でした。

導入プロセスと工夫

DIGGLEのデータをすべてエクスポートしてバックアップ保存した上で、Scale Cloudにインポートしました。Scale Cloudの一括インポート機能を使うことでスムーズにデータ移行できました。
それ以外の必要なデータも、Googleスプレッドシートのデータを自動的に取り込む機能や、外部システムとのAPI接続による自動取込が可能だったので、手間なくデータのインポートが行えました。
わかりやすいマニュアルが用意されており、UIもわかりやすいので、すんなり使えるようになったので、導入において苦労した点も特にないです。

導入後の成果

データを集約して、加工、分析、レポーティングするまでの一連の作業時間が、前システムを使用していた時と比べて40%ほど減ったと思います。
それによって創出できた時間で、いままでできなかった分析などもできるようになりました。
また、海外も含めたグループ会社の予実と着地見込を把握しやすくなったので、グループ全体の状況を把握した上で全体最適なリソース配分を行いやすくなりました。

今後の展望

PLとKPIを紐付けて統合管理ができるように、また、その紐づけるKPIの範囲も広げて、グループ全体の事業の状況をより深く分析できるように、着々とアップデートしています。
そのようにして状況把握の解像度を上げつつ、事業部へも展開して、Scale Cloudという同じプラットフォーム内で、お互いに事業状況を把握できるように進めています。
事業部における数値の意識を高めるとともに、事業部側でもKPIを活用して精度の高い見込みを立てられるようにしていきたいです。
そうすることで、Scale Cloudを見れば関係者全員が事業の状況について共通認識を持って把握できるようにし、その上で議論ができるようにしたいですね。

ご担当者様からのメッセージ

月次決算が締まってから取締役会で報告するまでの、データ収集、分析、レポーティングといった作業工数を削減したい方にはオススメです。
もちろんそれだけでも価値はあるのですが、それだけだと「見たいと思ったものを見れる」だけになりますが、Scale Cloudを活用すれば、事業の状況をKPIで解像度高く把握できるので、「いままで気づけていなかったものが見れる」ようになることがとても価値あることだと思ってます。

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会社名

株式会社サイバーセキュリティクラウド

業種/事業内容

サイバーセキュリティサービスの開発・提供

従業員数

100人〜500人

Webサイト

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