導入事例

誰でも使いやすいUIUXで、メンバー全員で一緒に事業推進していくためのプラットフォームへ。
BPaaSによる業務効率化も実現。

GMO TECH 株式会社

プロダクトマーケティング本部執行役員

樺島佑介 様

導入前の状況・課題

GoogleスプレッドシートでPLの予実管理をしていました。

勘定科目をさらに細分化した指標で数値管理をしているので、指標の数が非常に多いのですが、指標ごとに担当者が分担してデータ入力を行なっていて、指標の追加も頻繁に行われる一方で、不要な指標が削除されずに残っていることも多かったので、結果として、スプレッドシートのフォーマットが乱雑な状態になっていました。その結果、指標間の関係性がわかりづらくなり、売上が伸びている原因や、予算未達成の原因などが理解しづらくなっていました。

また、KPIは別のスプレッドシートで管理していて、PLとKPIが紐付けられていなかったので、そういった原因分析がより難しくなってしまっていました。また、「権限管理がしづらい」「関数が崩れる」「属人化しがち」など、スプレッドシート運用でおこりがちな課題もありました。

導入の目的・背景

そのような課題感が大きくなり、また、「各サービスごとのKPIをしっかり管理していこう」という機運も高まる中で、Googleスプレッドシートではなく、専用のシステムで運用する方が先ほどの課題感も解決すると考えて、システム導入を決めました。

システム化することで、大きく以下の4つの目的を果たしたいと思いました。

・PLとKPIを紐付けて一元管理することで状況把握の解像度を高めること

・手作業を減らして運用工数を削減すること

・リアルタイムに情報が見れること、および必要な情報にアクセスしやすいこと

・Salesforceなどの外部システムから必要なデータを自動収集・集約して、各種のKPIの数値を見ながら、重要なポイントを誰でも把握できるようにすること

Scale Cloudを選んだ理由

ログラスやManageboardと比較検討しました。

それらのシステムはPL管理中心で、KPI管理が弱い印象でしたが、Scale CloudはKPIの設計や、Salesforce連携やGoogleスプレッドシート連携などのデータ連携などの汎用性が高く、それでいてコストも安かったので、Scale Cloudに決めました。

もう1つの重要な決め手としては、UIUXが簡単で感覚的に使いやすそうなことです。

システムリテラシーが決して高くはないので、システムを使いこなせるのかという不安がありましたが、Scale Cloudでは使いこなすイメージができたのが大きかったです。

導入プロセスと工夫

まずスプレッドシートで管理していたフォーマットに沿ってScale Cloudの設定を行いました。

その際、乱雑になっていたPL関連の項目を整理整頓し、かつ、バラバラで管理していたPL指標とKPI指標を紐付けて設定したので、指標間の関係性をあらためて整理することができました。

その上で、各種のスプレッドシートからデータを自動取得できるようにし、Scale Cloud内でPLとKPIを構造的にわかりやすく集約・可視化することができました。

これらの初期構築はScale CloudのCS担当の方が全面的に請け負ってくれましたし、設計におけるさまざまなご提案もいただけたのでとても助かりました。

初期構築後の運用フェーズにおいては、Scale CloudのCS担当の方との定例MTGに社内関係者を同席させつつ、社内会議でもScale Cloudを見ながら議論するように進めたことで、順調に社内浸透させることができました。

導入後の成果

予算に対する実績や見込を毎週アップデートしていますが、スプレッドシートであれば前週からの変化を確認するのにシートを加工する手間が煩雑でしたが、Scale Cloud導入後はその手間がなくなりました。

また、PLやKPIを階層構造で構造化しているので、階層構造の上位の指標から下位の指標にドリルダウンしていくことで、どの指標が変化しているのかやその原因がわかりやすくなりました。

それらの原因について幹部メンバーで共通認識が持てるようになったので、その後の打ち手の判断がメンバー間で納得感があるものになりました。

導入前は、幹部メンバーがそれぞれ自分の責任のある領域しか把握できていませんでしたが、Scale Cloud導入によって事業全体の状況を全員で理解しやすくなったので、PL(責任者)とKPI(現場)がつながったことで議論もしやすくなりました。

また、その議論に関して、議事録やタスクもScale Cloudで残せるので、数値の振り返りとともに議論した内容やタスクの進捗も追いかけやすくなりました。

今後の展望

毎週の会議でScale Cloudをつかっていて、その会議機能も活用して、事前にアジェンダを準備し、数値を全員で確認しながら議論をし、その内容を記録して、翌週またそれを振り返るということが習慣化され、会議を通したPDCAのナレッジが蓄積されていってます。

さらにその議論を深めていくべく、① Salesforceからのデータ自動取得でScale Cloud内で明細も見れるようする、② ダッシュボードのグラフを追加していく、③ 分析レポートを追加していくなどの対応で、いろいろな視点から現状をより深く分析できるようにしていきます。

Scale CloudのCS担当の方との定例MTGでいろいろアドバイスをいただきながら順調に活用範囲を広げていってます。

ご担当者様からのメッセージ

Scale Cloudは、ITリテラシーが低くシステムに苦手意識がある方でも使いやすいUIUXなので、今回のこのインタビューがそういった方々の安心材料になればいいなと思います。

導入時の各種設定作業が少し大変な面もありますが、必要に応じて、Scale CloudのCS担当の方がBPaaSサービスで手伝ってもらえるので導入の手間もあまりかかりません。

その導入時から関係者を巻き込みながら進めていくと、立ち上がりも早いし運用もスムーズになると思います。

メンバー全員で一緒にPDCAをまわして事業推進していくためのプラットフォームとしてScale Cloudはオススメです。

Table Header

会社名

GMO TECH株式会社

業種/事業内容

AI活用による、Webマーケティング、DX、メディア、SaaS事業

従業員数

100人〜500人

Webサイト

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