導入事例

成長フェーズでぶつかる課題をScale Cloudで解決
- スケールアップ渦中で必要性を汲み取った適切な経営スタイルへの進化
- 複数事業のKPI管理を精緻に行い、さらなる成長に向けた船の舵とりをチーム一丸となり進める事
- KPI設定の粒度をさらに上げ、かつ自由にカスタマイズ可能な観点
旅行・観光・宿泊施設向けに特化し、音声、クラウドAI、生体認証、IoTなどのテクノロジーを活用した音声データプラットフォームの構築及び運営を行う、TradFit株式会社。2020年度、2021年度と、2年連続で国内ベストベンチャー100へ選出。同じく2年連続でアジアの注目企業100に選出され、足元のコロナ渦では雇用を守りながらも大幅な収益性改善可能なサービスとして注目され、非接触・リモートシステムでコロナ対策・循環型の地方創生支援を加速中の話題のスタートアップ企業。
導入前の課題
スケールアップ渦中で必要性を汲み取った適切な経営スタイルへの進化
私は以前、大手証券会社の投資銀行部門に勤務し、当時は成長フェーズのスタートアップのIPO支援を多数サポートさせて頂きました。
成長フェーズで遭遇する様々な課題を日々目の当たりにしていましたので、創業以降どのような課題にどのようなタイミングで差し掛かるのかは、元々イメージを持っていました。
成長フェーズによってスタートアップが解決し乗り越えていくべき課題や予測していた一般的な課題は主に3点です。
1点目は、ボードメンバーと現場のオペレーション可視化、仕組み化です。
2点目は、当初より日本から世界へ展開を考えて組織をつくってきたため、国内外から多様な人財が集まり、ダイバーシティー溢れる会社のため、多様な価値観の融合と適応です。
3点目は、上記2点をクリアしながら、さらなるビジネスサイドと開発サイドなどの部門間のクロスファンクショナルな連携促進です。
0-1、1-10を終え、10-100のタイミングで、今後はボードメンバー、社員、業務委託メンバー含めてフラットな態勢構築、それぞれの情報格差を可能な限り無くし、同じ船に搭乗したメンバー全員が一丸となり事業推進を進めていく態勢構築が必要です。
チーム皆で個の力ではなく、集の力を結集し戦略を同じ景色で議論し、事業推進をしていく事が必要なフェーズに差し掛かってきたと早々に思いはじめていました。
そのような中、広瀬社長とお会いするご縁がありサービス内容を聞くとまさにグローバルにリサーチをかけていた中でも足元や今後必要になる可能性の高いサービスだと直感し、サービス内容を伺った結果、導入の意思決定を行いました。
導入した目的
複数事業のKPI管理を精緻に行い、さらなる成長に向けた船の舵とりをチーム一丸となり進める事
KPIの管理自体は行なっていましたが、組織横断で管理しようとすると、データを突合させるのも一苦労で生産性が高いとは言えない状態でした。
経営のさらなる進化のためには、フラットに会社全体として何を優先的に意思決定すべきかをメンバー全員で議論したかったのです。
それらが可能になることで初めて、最適なリソース配置と予算配分を検討できると考えていました。
また、今後も随時新規サービスをローンチしていく際に新たなKPI管理を行う必要性を感じていたため、このタイミングでの導入を決めました。
導入の決め手
KPI設定の粒度をさらに上げ、かつ自由にカスタマイズ可能な観点
Scale Cloudを導入した理由は、大きく3点あります。
1.細かい粒度でKPIが分解できる
2.KPI設定の自由度が高くカスタマイズがしやすい
3. 広瀬社長の人柄・熱量・経験・幅広い視野
という3点です。
広瀬社長が率いるScale Cloudというサービスなら、改善スピードも速いでしょうし、知財戦略も進めているため、参入障壁もおそらく高いだろうと感じました。
また、一度KPIツリーを作った後でも、構造の入れ替えや追加が直感的な操作で簡単にできると思われますので、運用しながら最適なKPI構造を見つけることが可能になるのではと感じました。
なお、新規事業のKPIを新たに設定するときにも、チームに負荷をかけずに構造を作ることが可能になるのではと感じました。
足元の経済環境の変化が早く厳しい中で、経営判断にはこれまで以上にスピードが求められます。
時には設定していたKPIを全て設定し直す、ということも一般論としてある会社も存在すると思われます。
上記などを前提とした場合、事業推進の基盤でもあるKPI管理ツールに自由度が必要になると考えていましたし、KPIツリーを作るのに操作が難しい場合にはスタートアップの一番の良さ、スピード、柔軟性、変化に素早く適応可能な経営判断や船の舵とりが困難になる恐れがあると感じていました。
国内外含めた予実管理ツールやKPI管理ツールをリサーチし比較させて頂きましたが、他のツールはKPI設定の粒度が粗く、まだベータ版というものも多い印象でした。(※その時点でリサーチする限りにおいて。)
その中でScale Cloudの説明を聞いた時に、弊社に最も合っていると感じました。
さらに、ツールは導入するだけではなく、しっかり運用に乗せることができて、はじめて成果が出ると考えています。
Scale Cloudを導入し、皆で達成したい事
ビジネスKPIと財務諸表を連動させ、成長加速のキードライバーやボトルネックの特定・明確化
ビジネス側のKPIは足元のステージにおいてはある程度可視化できはじめていると感じています。
また、ボードメンバーと現場の目線合わせも、以前よりは整理されてきたのではないかと感じています。
今後は、ビジネス側だけではなく、キャッシュフローを含めた全社KPI整理に力を入れていく方針です。
ビジネス側とファイナンス側の数字が統合され、最優先で成長加速のキードライバーやボトルネックを特定・明確化し、テコ入れをするポイント箇所が最短でわかれば、未曾有の状況の中でも意思決定スピードを落とさずに済むと推察しています。
Scale Cloudが弊社の事業成長の基盤となり、上記などが実現できる事を期待しています。
Scale Cloudサービスを弊社に合った形で運用にのせて、会社全体として成長していきたいと考えています。
会社名 | TradFit株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 戸田良樹 様 |
設立 | 2017年8月 |
所在地 | 東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル |
事業内容 | クラウドAIを活用した音声データプラットフォームの構築及び運営 (国内・国際特許取得済・出願中) |
ホームページ | https://company.tradfit.com/ |