Case Study

導入事例

株式会社Scene Live

KPIの明確化と共通認識化。精緻な未来予測によって、再現性の高いビジネスモデルを作っていく。

  • 数値化できていないことで、「誰が」「どの数値を」追いかけるのかが曖昧
  • 「見やすく可視化」することで、数字でみんなの共通認識を深める
  • 精緻な未来予測で、ビジネスの再現性を高めていきたい
株式会社Scene Live
代表取締役社長 磯村 亮典 様

資金の潤沢な企業では設備投資も容易かもしれませんが、スモールビジネスにおいては、限られた資金を効率よく成果につなげ早く創業期から脱出することが企業存続の鍵といえます。Scene Liveでは、このような多くの課題を抱える中小企業・ベンチャーに対して、創業から10年以上に渡ってCTIシステムを通じて営業支援を行ってきました。顧客とともに成長してきた当社は、今後も顧客の成果を第一に考え、セールス領域にイノベーションを起こすことで、「必要最低限のなくてはならないインフラ」を目指します。

導入前の課題

課題は2つありました。

1つ目は、数値化の難しさです。

これは慢性的に抱えていた課題でした。KPIには取り組んでいましたが、KPI設計は100%満足できている状態ではありませんでした。各部門において「誰が」「どの数値を」追いかけるのか。この部分が非常に曖昧でした。この部分を明確にするためにも、システムを使用してきっちりと数値化していく必要があると感じていました。

2つ目は、KPIを活用した未来予測、計画立案の難しさです。

KPIを使って過去の分析を行い、分析した結果をもとにお客様の会社規模や契約規模をベースに戦略を考えて未来予測を行っていましたが、必ずしも精緻な数字ではないと感じていました。過去の分析をもとに、先行指標であるKPIを使って精度の高い未来予測をした上で、そこから逆算してその後の行動計画を立てるということがうまく出来ていませんでしたね。

導入した目的

売上とコストのバランスについて、幹部メンバー全員で共通認識を持ちたい、という目的です。

◯◯くらいの売上を目指そう、という話と、◯◯くらいのコストに抑えよう、という話は管掌する部門が異なります。両方を把握しているのは、代表であるわたしだけです。わたし以外でも双方を把握できるように、「本部」という横軸の組織をつくって運営していますが、まだ理想の状態である「売上部門がコストを意識する」「コスト管理部門が売上を意識する」というところまではいっていません。

その理由は、数字がわかりづらいということが原因のひとつだと考えています。

これまでの管理では、データの数字配置が統一されておらず、管理シートも複数枚にわたっていて、さらに着目すべき数字が個人個人によって違うので、総合的に数字をみようとすると非常に難しく、見やすく可視化されていたとは言えない状態でした。

また個々が違うデータを扱うと、お互いの数字の見方がわからず、理解度も浅くなります。相手の数字が上手く理解できないと、ただ「大変そう」という言語化しかできず、その数字に対する難度や苦労もわかり得ない。全員に見やすく可視化ができれば、部署間の相互理解も深まると思っています。さらに、数字を可視化することで、本部メンバー全体で数字を共通認識として持てるようになる。

現在は本部メンバーの一部しか、全体像の数字を理解できていないので、わたし含めた本部間で情報共有をし、売上サイドとコストサイドを横断的につないでマネジメントしていくためにも数字の可視化は必須です。

導入の決め手

Scale Cloud のコンセプトと仕組みに非常に共感したからです。

Scale Cloud は数値を軸に事業を分解して、分析し、予測につなげていくという部分にフォーカスを当てていると感じています。いろいろなツールを探していた中、まさに我々の考え方、今やろうとしていることと非常にシンクロする部分があったので、導入を決めました。

過去にはマネジメント強化のために識学を利用していたこともあったのですが、規模やフェーズ感が我々とは合致せず違和感を覚えました。将来的に見据えているものは同じだったと思いますが、「今」するべき優先事項が我々とは相違していると感じて、我々ではうまく活用できませんでした。

Scale Cloudを使ってやりたいこと

未来予測です。これは、Scale Cloud を活用して絶対にやりたいですね。

さらに、未来予測は大前提として、その予測の精度を上げていきたいです。属人的に一部の人だけが実践・達成可能な目標数値を掲げていくのではなく、組織として掲げる目標値が持続的に達成可能な仕組化ができている状態、ビジネスとして再現性の高い状態に繋げていきたいと思っています。

また、Scale Cloud でKPIを管理していく先に、メンバーと共に同じ軸や視座で情報を分かち合える環境をつくっていけると思ってます。

事業の情報が数字によって可視化されることで、これからはみんなが数字を見て情報を追っていけるようになります。みんなで取り組んだことの結果がどうなっているのか、本部内だけでなく、これからは社内のみんなで数字を共通言語として共有しながら一緒にステップアップしているんだ、という認識をもっていけるようにしていきたいですね。

会社名 株式会社Scene Live
代表者 代表取締役社長 磯村 亮典 様
設立 2011年4月1日
所在地 大阪府大阪市中央区備後町3-4-1 備後町山口玄ビル9F
事業内容 オンラインプレゼンシステム ZENTALK
インバウンド コールシステム OSORA
アウトバウンド コールシステム ListNavigator.
顧客管理コールシステム SCENE CLOUD
アンケート調査システム Judge Navi
ホームページ https://scene-live.com/