導入事例

P/Lと連携したKPI設計で「いま最優先で必要なこと」がわかる
- 本部によるKPI集計業務過多。複雑すぎるKPI設計
- 本部と現場、共通の本質的なKPI設計をしたかった
- Scale Cloudを基盤とすることで全て一元管理し無駄のない経営を
デイサービスやケアセンター、障害児支援所など13業態を全国で約180拠点を運営する株式会社3eee。2010年の創業以来、一人ひとりが主体的に自らの生き方を追求し、「生きがい」を創出できるよう、伴走型の支援の在り方を構築して、日本が抱える社会的課題の解決を目指している。
導入前の課題
本部によるKPI集計業務過多。複雑すぎるKPI設計。
Scale Cloudの導入前は、多数の事業所、部門ごとにエクセルでKPI管理をし、それを本部スタッフが集計する形になっているので、担当者は月に一度、丸一日かけて集約作業を行うという業務負担がありました。
また、設定したKPIが複雑になりすぎていて、それらの関係性が体系化されていなかったので、現場側としては、目標達成に向けてどのKPIに力を入れていくべきなのか、また、KPIを改善するために具体的にどのようなアクションを起こしていけばよいのかがわからないという問題がありました。
弊社はフランチャイズ含む約180もの事業所を展開しており、目標が達成されていない事業所では他の事業所の成功事例からアクションプランやノウハウを吸収できるようにする必要がありますが、具体的にどれくらいの数字を目指すのかや、そのKPIを達成するためには何をすればよいかを上手く共有できないような状態になっていました。
導入した目的
本部と現場、共通の本質的なKPI設計をしたかった
導入した目的は3つあります。
1つ目は、本部の社員が、現場の社員側の目線に立った具体的なアクションプランを立てられるようにするためです。本部と現場では都度コミュニケーションをとっていますが、それが必ずしも現場にとって有意義なサポートができているとはいいづらい状況でした。
2つ目は、現場の社員に、KPIとKPIの間にある関係性を理解して、あるKPIを改善するためにはどのKPIを改善すべきなのか、さらに、どんなアクションをすればいいのか、を具体的に考えて行動してもらいたいという思いからです。ただ受け身で決められた営業活動をこなすのではなく、目標から逆算し、それに向けて主体的に各KPIの数字を作り上げていくという認識を持ってほしいと考えています。
3つ目は、KPIを用いて本部と現場での共通言語を見つけられるようにするためです。本部には、現場側の目線を持ってサポートをしてもらう役割を期待しています。具体的には、本部に蓄積された、事業所ごとの特徴や成功事例の共有をしてあげるなど、ノウハウの提供をしてあげてほしいです
そして、Scale Cloudを導入することで、売上に直結する仕事をどのように作り上げていくのかを自ら考えたり、自らが経費面でのコントロールをできるようになるような主体的な社員を、OJTで育てていくことができるのではないかと考えました。特に、介護業界は業界的に人件費がコストの約半分と高いのが課題なので、現場の管理者が当事者意識を持って採用活動等のコストコントロールもできるようになってほしいですね。
導入の決め手
P/Lと連携したKPI設計で「いま最優先で必要なこと」がわかる
以前は、多数のKPIを羅列するような形式で管理していたので、KPIごとの関係性を理解することが難しい仕組みになっていました。Scale Cloudなら、KPI構造が、P/LをベースにしてKPIに分解した「ツリー型」になっているので、売上を上げるにはどのKPIに注力すべきなのかや、KPI同士の関連性が一目でわかりやすく、今どれくらいの数値が求められているのかといった理解がしやすくなります。また、各KPIが変化することで、どれだけPLに影響を与えるかといった、経営側視点での理解にもつながりやすいと思ったからです。
もう1つは、データ収集の時間短縮の観点です。各所に散らばっているデータを自動連係すること、CSVデータのインポートにより、データ収集が省力化できるようになることで担当者の負担を軽減することができることを期待しています。
Scale Cloudを使ってやりたいこと
Scale Cloudを基盤とすることで全て一元管理し無駄のない経営を
月間サマリー(例えば、継続率、新規獲得数、利用回数、季節要因、男女比率)を様々な角度からマクロ的に分解して分析ができるようにしたいです。それができるようになれば、全社的な戦略設計がスムーズに行えるようになりますし、事業所ごとの数値も比較できるようになると考えています。最終的には人件費や予算管理上の経費のコントロールをScale Cloudを用い管理者に権限委譲して、自立した組織を作っていきたいです。数値の意識を高めることで、本部と現場が自立的に自走できるような組織を作り、業績連動の人事評価体系も取り入れられるようになっていきたいですね。
会社名 | 株式会社3eee |
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代表者 | 代表取締役 田中 紀雄 |
設立 | 2010年8月26日 |
所在地 | 札幌本社 〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西6丁目1-3 北四条ビル 3階 東京支社 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目9-1 THE CORNER 日本橋 east 3階 福岡支社 〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院 1-14-27 エクスパンドビル 3階 |
事業内容 | ◆通所介護事業 ◆地域密着型通所介護事業 ◆居宅介護支援事業 ◆障がい児通所支援事業 ◆共同生活援助事業 ◆フランチャイズチェーン事業 ◆スクール事業 |
ホームページ | https://3eee.co.jp/ |