導入事例

成果に至るプロセスを経営者と各事業責任者が把握することで、全員の認識と行動がピタッと一致するのを実感した。
- KPIの活用によって成果に行き着くまでのプロセスをロジカルに可視化できる。
- 合理的にビジネス全体を俯瞰して、プレゼンテーションができるようになる。
- どこに注力すれば会社全体の数字も上がるのか、という思考のパラダイムシフトが起きて、現場の視座が高くなる。
名入れ制作物のインターネット通信販売に特化したビジネスを展開するベンチャー企業がある。株式会社名入れ製作所だ。
設立以来毎年140%以上の成長を続けており、インターネット業界における名入れカレンダーのシェアは№1、構築した顧客データベースは5,000社以上。
今年を第二創業期のはじまりと位置づけ、名入れオーダーメイド品の総合商社として確固たる地位の確立を目指すその勢いは昇竜のごとくである。
ビジョンを見据え、堅実経営から攻めの経営へと大きく舵を切った代表取締役の大脇晋氏に、Scale Modelトレーニングが企業の爆速成長にもたらす効果について話を伺った。
Scale Modelトレーニングを受け始めた頃の貴社の状況は?
まず、当社の現状として、CEOである私がマーケティング、ファイナンスなどの各セクションの責任者を兼務しています。
私は営業出身なのでマクロの数字はわかりますが、ミクロの数字や体系的なファイナンスの知識がありませんでした。
それらに強い経営者は、非常に低金利で多額のデット・ファイナンスができたり、あるいはエクイティ・ファイナンスの交渉やIPO(新規上場)においても、自分たちの企業価値を効果的にアピールできるため信頼を得やすいというメリットがあります。
しかし、自分にはその知識がない。仮にCFOが入ってきたとしても、ファイナンスに関してはCEOが理解しておくべきだという確信があり、体系立てて学ぶ重要性と必要性を日々感じていました。
何かしらの意思決定をする時、どのようなリターンを得られるのかをある程度頭の中に組み込んでおくことは重要です。例えば、エンジニア採用に3000万円の投資したとき、漠然と「3000万円すごいな、高いな」ではなく、計画に紐づいた合理性の視点を加える。
すると「3000万円は安い」となるかもしれない。合理性をもとに投資する、あるいは投資に対して合理性を求める。
投資に対する効果の概念が経営に重要だということはわかっていましたが、具体的にどう実践に活かしたらいいのかは理解していなかったため、それをきちんと学び取りたいと思いました。
Scale Modelを学んでからの、社長の経営手法や社長自身の変化
KPIの概念と、膨大な数字をもとに、5つか6つ程度の最も重要なKPIに絞り込む重要性を理解できました。
売上・利益といった成果に行きつくまでのプロセスをロジカルに方程式のように把握し、整理をして、そのプロセスの数字を経営者と各事業部の責任者がきちんと把握することで、全員の認識と行動がピタッと一致するのを実感しました。
一般的なKPIではなく、Scale ModelのKPIマネジメントは全く違っていて、このトレーニングを進める中でプロセスの可視化が進んだのは大きいですね。
そして、各プロセスにどう取り組むとどういった成果が得られるのかも可視化できたので、今後の事業計画にはKPIをきちんと分析して組み込むことを社内でも共有しました。
先日、ある銀行との初回取引で、今まで考えられなかったような好条件でのデット・ファイナンスができました。
事業計画に紐づけて支店長にきちんと説明したこと、Scale Modelに基づいて自分の事業がいかに魅力的かを数字を使ってロジカルに伝えたことが良かったのでしょう。
Scale Modelを学び、合理的にビジネス全体を俯瞰して、ロジカルなプレゼンテ―ションができるようになったことは大きかったですね。この新規取引により、以降の調達額や期間、金利にもプラスの影響が期待できますし、既存のファイナンスの借り換えも進むとなると予想以上の効果につながる。
その流れを作れたことは、目に見えてのトレーニングの成果だと思います。来月もある大きなファンドにプレゼンテーションをする機会を得ました。Scale Modelトレーニングで学んだことをフルに活かし、その一日に臨みたいと思います。
Scale Modelの知識やノウハウをどのように活用しているか?
Scale Modelの概念をそのまま基幹システムに取り入れようと考えています。
現在、売上に関する数字をタイムリーに把握できるシステムを活用していますが、そこに売上以外のScale Model的KPI指標を入力して、「このパネルさえ見れば経営状態、売上を最速で最大化するためのポイント、投資効率、売上予測、キャッシュ・フローの予測」のすべてがわかるようにしたい。
全員が常に同じ数字を見ることで、ROICやKPIの軌道修正、方向転換がすぐにできる体制を整えていきます。はっきりいって我々の武器は唯一無二、スピードしかありません。
PDCAのスピードを速くすることが非常に重要だと考えています。Scale Modelを取り入れることで、このPDCAが格段にスピードアップしました。
更に人事評価に取り入れることで、一層の効果が期待できます。例えばマーケターはどうしても経営全体に対する視点が甘くなる。
そこへScale Modelとそれに紐づくKPIの概念入れることで、そのマーケターが追っているKPIが経営全体にどういった影響を与えるのかが可視化できるので、経営に対する意識を高める効果が得られます。
自分がどこに注力すれば、会社全体の数字も上がっていくのか、という思考のパラダイムシフトが起きるので、それを評価に入れることで、より現場の視点・視座が高くなるのではないでしょうか。今、人事評価制度を作っている段階なので、そこに織り込んでいこうと考えています。
どんな企業がScale Modelトレーニングに向いているか?
右脳タイプの経営者ですね。営業が強い、開発力があるなど、特定のスキルに偏っている人。あとは高い成長性を実現したい人。
140%、150%で業績を伸ばしたい人にはマストです。事業を伸ばすために、先行投資が必要な業界などにもおすすめです。
特に数字に弱い人は、本を読んでも眠くなるだけ。ビジネススクールに通っても教科書通りの知識が得られるだけで、結局現場に即していないから役立てることができません。
苦手意識があればなおさらのこと自力で続けるのは無理なので、専門家のもとで集中して学ぶことを勧めます。知識は、最初は点と点で、次第に線でつながり、いつかは面で理解できるようになる。
しかし、特にベンチャーの場合、「いつか」では遅すぎるんです。一日でも一秒でも早く、知識と実践が結びついた方がいい。経営戦略、財務戦略、ファイナンス、これらを実践でよりリアルに学べる場所はこれまでなかったので、このトレーニングは文句なしで受けるべきです。やらない理由はないと断言できますね。
Scale Modelトレーニングを受けた感想と、印象に残っているScale Modelの学びは?
これまで分野ごとに把握していた知識が整理され、合理性に基づく意思決定ができるようになりました。
トレーニングを受けたことで、経営戦略、財務戦略、人事戦略、すべてが紐づいて、かつ体系化して回せるようになるので面白いですね。まさに、経営の定石を得たという感じがします。
また、知識の有無がとてつもなく大きな差を生むことがある、ということも学びました。デット・ファイナンスでもエクイティ・ファイナンスでも、チャンスは一回。
とくにエクイティは、一度微妙な印象を与えてしまうと挽回が非常に困難なので、Scale Modelの知識は絶対に知っておいた方がいい。
知っていることで掴めるチャンスは大きいと思います。経営者である以上は逃げられない、絶対に知っておくべき概念なので、一刻も早く学ぶべきだと改めて痛感しました。
どんな企業がScale Modelトレーニングに向いているか?
どんな企業がScale Modelトレーニングに向いているか?
右脳タイプの経営者ですね。営業が強い、開発力があるなど、特定のスキルに偏っている人。あとは高い成長性を実現したい人。
140%、150%で業績を伸ばしたい人にはマストです。事業を伸ばすために、先行投資が必要な業界などにもおすすめです。
特に数字に弱い人は、本を読んでも眠くなるだけ。ビジネススクールに通っても教科書通りの知識が得られるだけで、結局現場に即していないから役立てることができません。
苦手意識があればなおさらのこと自力で続けるのは無理なので、専門家のもとで集中して学ぶことを勧めます。知識は、最初は点と点で、次第に線でつながり、いつかは面で理解できるようになる。
しかし、特にベンチャーの場合、「いつか」では遅すぎるんです。一日でも一秒でも早く、知識と実践が結びついた方がいい。経営戦略、財務戦略、ファイナンス、これらを実践でよりリアルに学べる場所はこれまでなかったので、このトレーニングは文句なしで受けるべきです。やらない理由はないと断言できますね。
今後のビジョンをお聞かせください。
オーダーメイド品、名入れ品の通販プラットフォーマーを目指しています。
あのAmazonや楽天でもできなかったことを、成し遂げたい。全ての名入れ商材で1兆円近いマーケットがあり、単純に3000億円の利益をもたらす可能性がある市場なので、これを世界に広げていきたいですね。
最短で東証一部上場まで行き、シンガポールか香港にヘッドクオーターを作りアジア戦略をする。アジアはオーダーメイド品・名入れ品サプライヤーの宝庫です。
現在世界に出回っている販促品のほとんどがベトナムかチャイナ、バンコク製なので、アジアに裾野を持っている当社が、世界をとれる可能性は十分にあります。Scale Model、攻めの経営で、企業価値一兆円の会社を作っていきます。
会社名 | 株式会社レスタス |
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代表者 | 代表取締役 大脇 晋 |
設立 | 2011年6月 |
所在地 | 大阪オフィス(本社) 大阪市西区江戸堀1-21-35 ザ・ファーストビル5階 |
事業内容 | ・カレンダー、タオル 名入れ印刷販売 ・各種紙販促商品印刷販売 |
ホームページ | https://www.lestas.jp/ |
